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練馬駐屯地 創立67周年記念行事 輸送防護車編 其の一 [駐屯地創立記念行事]

     さて、今回から2回に分けてお届けするのは、この車輌についてです。

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 タレス・オーストラリア社が誇る装輪装甲車「ブッシュマスター」こと、陸自名「輸送防護車」です。数年前、陸自が海外製の「対弾・対爆装甲車」を採用するという報を目にした際「そっか~、ま、言うても米国製のアレとかコレとかを採用するんだろうなぁ」と思っていただけに、まさかのオーストラリア製装甲車の導入に驚いたことも今や昔、こうして「陸自オリーブドラブ色」に塗られたこの車輌を間近に拝むのも、これで2回目でございます。

しかも今回は複数の隊員サン達を交えてじっくりと貴重なお話しを伺える機会に恵まれた為、その情報の一旦をご紹介します。

      まずは、長らく「謎」として私を悩ませ続けた、コチラのお話。

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                そう、ウィンチです。

 コレのどこに悩むのか?と思われるかもしれませんが、この箇所は我ら自衛隊モデラーにとって正に鬼門!と、いうのも、2018年4月現在、1/35スケールのブッシュマスターのキットを発売しているのは、これまたオーストラリアのショーケースモデルズというメーカーからだけなのです。しかし、陸自が導入したのは本家オーストラリア軍が使用している車輌のグレードアップ版の為、オーストラリア軍仕様しか製作出来ないキットをそのまま組むだけでは「輸送防護車」にはなってはくれないのです。

 差異は多岐に渡りますが、その中でもやっかいなのは、このウィンチ。本家オーストラリア軍では多くの車輌がウィンチにカバーを付けている為、キットには「剥き出し姿のウィンチ」のパーツがありません。ですが、なぜか陸自版は一度たりともカバーを装着している姿を見たことが無く・・とどのつまり、最悪、このウィンチを自作せざるを得ません。そこで、一縷の希望を託して、隊員サンに聞いてみました。

私 「この車輌のウィンチ部分に被せるカバーを、陸自は導入していますか・・・?」

隊員サンA 「・・カバーですか?いや~~、観たことないですねぇ」

私 「例えば、こういった装備品展示や、演習時には外すけれども、普段はカバーが付いている的なコトとかあったりしませんかね・・?」

隊員サンA 「他の隊員にも聞いてみますね・・お前は観たことある?どっかにあったっけ?」

隊員サンB 「いや・・観たことないなあ。〇〇さんは観たことありますか?」

隊員サンC 「いや、無いな。俺もこの車輌にずっと乗ってるけど、ウィンチはいつも剥き出しの状態だな・・演習時には、しょっちゅうウインチを使うから、もしカバーが装着されてる時があれば、すぐ気付くよ」



                ハイ、自作決定(笑)

 ここに3つのウィンチ画像を載せますので、再現してやるぜ!という猛者の方は是非、参考になさってください。

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