妄想モデリング、再び 其の三 [1/35スケール 陸上自衛隊]
車体の基本塗装が終わったところで、一旦、小物類の製作と塗装を行いたいと思います。まずは武装から
当ブログをご覧になっている方にとって、詳しい説明は不要な程に有名な「対物狙撃銃」こと「バレット・M82」でございます。12.7mmという大口径の弾丸を長射程で対象に、セミオートでお見舞いするという凶悪極まりない、このウェポン。そもそも今回の妄想モデリングは、このピックアップトラック・PMC仕様のキットに、M82が付属しているということから全てが始まった訳でして・・。
少々分かり辛いですが、塗装が完了した状態です。ボデイはオリーブドラブ。銃身と二脚はダークアイアン。スコープと弾倉、型当ての分厚いゴム部はNATOブラックを塗布しています。
さらに、アクセサリーの製作と塗装です。
左はアスカモデルの「陸上自衛隊・装備品セット」からチョイスしたグリス缶。右はピックアップのキットに付属するアクセサリーパーツ「道具箱」です。どちらも下地に黒サフを吹きまして・・
その後、グリス缶にはMrカラーのスーパーファインシルバー。道具箱の蓋には、少し暗めに混色したキャラクターブルーを。それ以外には、僅かにタンを混ぜて、寒色っぽさを緩和させたキャラクターホワイトを吹きました。こういうアクセサリーパーツの製作って、スゴく楽しいです(笑)
当ブログをご覧になっている方にとって、詳しい説明は不要な程に有名な「対物狙撃銃」こと「バレット・M82」でございます。12.7mmという大口径の弾丸を長射程で対象に、セミオートでお見舞いするという凶悪極まりない、このウェポン。そもそも今回の妄想モデリングは、このピックアップトラック・PMC仕様のキットに、M82が付属しているということから全てが始まった訳でして・・。
少々分かり辛いですが、塗装が完了した状態です。ボデイはオリーブドラブ。銃身と二脚はダークアイアン。スコープと弾倉、型当ての分厚いゴム部はNATOブラックを塗布しています。
さらに、アクセサリーの製作と塗装です。
左はアスカモデルの「陸上自衛隊・装備品セット」からチョイスしたグリス缶。右はピックアップのキットに付属するアクセサリーパーツ「道具箱」です。どちらも下地に黒サフを吹きまして・・
その後、グリス缶にはMrカラーのスーパーファインシルバー。道具箱の蓋には、少し暗めに混色したキャラクターブルーを。それ以外には、僅かにタンを混ぜて、寒色っぽさを緩和させたキャラクターホワイトを吹きました。こういうアクセサリーパーツの製作って、スゴく楽しいです(笑)
妄想モデリング、再び 其の二 [1/35スケール 陸上自衛隊]
自身の記憶では、過去、最も高い発熱症状が出たのは8歳のとき、インフルエンザを患って、最高で39.8度という体温になったときです。
あれからン十年が過ぎ、まさか、日常生活で、あのときの体温と、ほぼ同等の気温を体験するとは思ってもいませんでした・・アツイよ~(゚Д゚)
ですが!模型はつくります!
お馴染みの2色迷彩です。ただし、今回はいつもより若干くたびれた雰囲気を出したかったので、陸自緑色には、少し多めにフィールドグレイを、陸自茶色には少し多めにダークアースを混ぜてみました(いずれもMrカラー)
そして、2色迷彩を吹いたことによって、ひっこみすぎてしまった影色を少し引き戻す為、再度の影色吹きを敢行。
そこへ改めて、陸自緑色、茶色のそれぞれを吹き付けます。一回目のときよりもポイントを絞って、影色と上手く共存を図る感じ・・とでもいいましょうか。
以前も書きましたが、この2度目の影色吹き→2度目の車体色吹きという塗装工程がとても好きなんです。立体物として、色調が引き締まっていくのが目に見えてわかるのが嬉しいんですね。逆に失敗すると凄くヘコみますが(笑)
塗装はまだまだ続きます。
あれからン十年が過ぎ、まさか、日常生活で、あのときの体温と、ほぼ同等の気温を体験するとは思ってもいませんでした・・アツイよ~(゚Д゚)
ですが!模型はつくります!
お馴染みの2色迷彩です。ただし、今回はいつもより若干くたびれた雰囲気を出したかったので、陸自緑色には、少し多めにフィールドグレイを、陸自茶色には少し多めにダークアースを混ぜてみました(いずれもMrカラー)
そして、2色迷彩を吹いたことによって、ひっこみすぎてしまった影色を少し引き戻す為、再度の影色吹きを敢行。
そこへ改めて、陸自緑色、茶色のそれぞれを吹き付けます。一回目のときよりもポイントを絞って、影色と上手く共存を図る感じ・・とでもいいましょうか。
以前も書きましたが、この2度目の影色吹き→2度目の車体色吹きという塗装工程がとても好きなんです。立体物として、色調が引き締まっていくのが目に見えてわかるのが嬉しいんですね。逆に失敗すると凄くヘコみますが(笑)
塗装はまだまだ続きます。
妄想モデリング、再び 其の一 [1/35スケール 陸上自衛隊]
これ程までに模型製作に向かない気候というのも珍しいと言わざるを得ません。ですが、完成を待っているストックキット達の期待に応える為にも、手を動かしたいと思います!
こちらはノリと勢いで購入し、塗装作業の一歩手前で製作がストップしたまま3年以上放置している、モンモデルの1/35・ピックアップトラックです。タミヤの新生ヴェスペや、スチュアートもよいのですが、過去のお手付きキットを清算もせずに、前に進むのは如何なものかと、珍しく真摯な思考になったブログ主。ひょっとしたら、これも暑さの影響かもしれません。ってな訳で、製作再開!
有難いことに、ノーマルに製作→サフ吹き完了。という無難な状態で時が止まっている為、製作再開に当たってのハードルは低いものとなります。ただ、今更箱絵のようなPMC(民間軍事企業)仕様で完成させるというのも、どうにもモチベーションが上がりません。従って、またもや妄想炸裂モデリングを敢行したいと思います。
先ずは恒例の影色吹き。つや消しブラックとマホガニーを混ぜた色を、モールドのある場所や、段差のある場所。狭まった箇所等を中心に、入念にエアブラシで吹き付けます。吹き付け完了!と思っても、必ずと言っていい程、後々吹き忘れ箇所が見つかるのが通例なので、エアブラシの洗浄を始める前に、コーヒーブレイクと洒落込みつつ、キットをじっくり眺める「吹き忘れ箇所チェック」の時間を設けることをお勧めします。
其の二に続きます。
こちらはノリと勢いで購入し、塗装作業の一歩手前で製作がストップしたまま3年以上放置している、モンモデルの1/35・ピックアップトラックです。タミヤの新生ヴェスペや、スチュアートもよいのですが、過去のお手付きキットを清算もせずに、前に進むのは如何なものかと、珍しく真摯な思考になったブログ主。ひょっとしたら、これも暑さの影響かもしれません。ってな訳で、製作再開!
有難いことに、ノーマルに製作→サフ吹き完了。という無難な状態で時が止まっている為、製作再開に当たってのハードルは低いものとなります。ただ、今更箱絵のようなPMC(民間軍事企業)仕様で完成させるというのも、どうにもモチベーションが上がりません。従って、またもや妄想炸裂モデリングを敢行したいと思います。
先ずは恒例の影色吹き。つや消しブラックとマホガニーを混ぜた色を、モールドのある場所や、段差のある場所。狭まった箇所等を中心に、入念にエアブラシで吹き付けます。吹き付け完了!と思っても、必ずと言っていい程、後々吹き忘れ箇所が見つかるのが通例なので、エアブラシの洗浄を始める前に、コーヒーブレイクと洒落込みつつ、キットをじっくり眺める「吹き忘れ箇所チェック」の時間を設けることをお勧めします。
其の二に続きます。
自衛隊のコンバインドローラ(架空) 其の四 [1/35スケール 陸上自衛隊]
ではでは「妄想」自衛隊装備車輌の製作レポを再会致します。とはいえ、既に車体は完成し、残すは女性自衛官の塗装を残すのみとなっています。
タミヤアクリルのフラットフレッシュをエアブラシで吹き、目の書き込みを終えた状態を下地とし、その上から肌の色における「窪みの箇所」→「光が当たる箇所」→「最も光が当たる箇所」と、およそ三段階にわけて塗り分けました。といっても、1/35というスケールを考えると「塗る」というより「書く」といった方が適切かもしれません。逆にこの「書く」ような塗り方を、1/16スケールのフィギュアなどに、そのまま応用してしまうと、おそらく歌舞伎の隈取のようになってしまうと思われます。
お次は迷彩服の塗装です。最初はタミヤアクリルのフィールドグレーとバフを約7対3で混ぜた色を塗り、さらにその上から、同じくタミヤアクリルのNATOグリーンで、迷彩柄を書き込みます。
順を追って、タミヤアクリルのレッドブラウンで迷彩柄の書き込み→タミヤアクリルのNATOブラックで迷彩柄の書き込みをし、迷彩柄の塗装は終了です。
よく展示会等で「自衛官の迷彩服を上手く塗るコツはありませんか?」という御質問を頂きますが、あえて言うなら「迷彩パターンの塗装に神経質になりすぎないこと」とお答えしています。私も以前は「実物に忠実に!」と気負って、迷彩柄をことさら細かく塗装していましたが、そうすると、逆に不自然になってしまうことがよくありました。気楽に臨むことが、案外良い結果を出せるというのは、模型以外にも通じる話かもしれませんね。
タミヤアクリルのフラットフレッシュをエアブラシで吹き、目の書き込みを終えた状態を下地とし、その上から肌の色における「窪みの箇所」→「光が当たる箇所」→「最も光が当たる箇所」と、およそ三段階にわけて塗り分けました。といっても、1/35というスケールを考えると「塗る」というより「書く」といった方が適切かもしれません。逆にこの「書く」ような塗り方を、1/16スケールのフィギュアなどに、そのまま応用してしまうと、おそらく歌舞伎の隈取のようになってしまうと思われます。
お次は迷彩服の塗装です。最初はタミヤアクリルのフィールドグレーとバフを約7対3で混ぜた色を塗り、さらにその上から、同じくタミヤアクリルのNATOグリーンで、迷彩柄を書き込みます。
順を追って、タミヤアクリルのレッドブラウンで迷彩柄の書き込み→タミヤアクリルのNATOブラックで迷彩柄の書き込みをし、迷彩柄の塗装は終了です。
よく展示会等で「自衛官の迷彩服を上手く塗るコツはありませんか?」という御質問を頂きますが、あえて言うなら「迷彩パターンの塗装に神経質になりすぎないこと」とお答えしています。私も以前は「実物に忠実に!」と気負って、迷彩柄をことさら細かく塗装していましたが、そうすると、逆に不自然になってしまうことがよくありました。気楽に臨むことが、案外良い結果を出せるというのは、模型以外にも通じる話かもしれませんね。
自衛隊のコンバインドローラ(架空) 其の三 [1/35スケール 陸上自衛隊]
ローラ部分の塗装も終わり、お次はいよいよ車体塗装に・・とはいうものの
いかんせん小さな車体の為、特段、ブログ記事的な面白さも起きぬまま、サクサクと塗装作業が進行していきます。画像はサーフェイサー吹きから、いつもの影色吹きを終えた状態。あとは車体上面や側面を意識して明暗を調整した、陸自OD(オリーブドラブ)色を吹けば、基本塗装は完了です・・が、その前に
そう、付属のドライバー姐さんを自衛官に転職させねばなりません。といっても、余りにも大掛かりな服の改造はメンドイので端折ります(オイ!)とりあえずは長い後ろ髪を削り取って、ショートカットになってもらい、なおかつヘルメットをタミヤのイラク派遣セットから調達し、被って頂きました。
サフ吹き→フレッシュのエアブラシ吹き→目の書き込みを終えた状況。ここからタミヤエナメルカラーで肌に色を重ねていきます。さ~て、上手く塗れるでしょうか?
いかんせん小さな車体の為、特段、ブログ記事的な面白さも起きぬまま、サクサクと塗装作業が進行していきます。画像はサーフェイサー吹きから、いつもの影色吹きを終えた状態。あとは車体上面や側面を意識して明暗を調整した、陸自OD(オリーブドラブ)色を吹けば、基本塗装は完了です・・が、その前に
そう、付属のドライバー姐さんを自衛官に転職させねばなりません。といっても、余りにも大掛かりな服の改造はメンドイので端折ります(オイ!)とりあえずは長い後ろ髪を削り取って、ショートカットになってもらい、なおかつヘルメットをタミヤのイラク派遣セットから調達し、被って頂きました。
サフ吹き→フレッシュのエアブラシ吹き→目の書き込みを終えた状況。ここからタミヤエナメルカラーで肌に色を重ねていきます。さ~て、上手く塗れるでしょうか?
自衛隊のコンバインドローラ(架空) 其の二 [1/35スケール 陸上自衛隊]
しょっぱなから余談ですが、このキットを購入し、その存在を意識するようになると、この日立製のコンバインドローラ、そこかしこの工事現場にいることがわかり、頻繁に実車を観察することが出来るという、とても有難い現象が!
そのおかげで、なんとな~くではあるものの、ローラ部分のウェザリング塗装の方針が固まりました。
まずは、黒サフを吹いた状態の上から、タミヤアクリルのレッドブラウン、陸自茶色、ジャーマングレイを筆塗りで、それぞれの色が乾かないうちに、次から次へと「ムラ」に塗りたくります。そうすると画像のように、互いの色が複雑に混ざり合い、自然とマーブル模様になります。
それらが完全に乾燥するのを待ち、次にタミヤエナメルのミディアムグレイとスカイグレイを半々に混ぜた色を、薄め液で「かなり」薄く溶き、それを下地となる「土汚れマーブル模様」が透ける様に、うっすらと筆塗りします。
最後にタミヤ・ウェザリングマスター「Bセット」のサビ色を、ローラが回転することを意識したパターンで擦り付けてみました。
実車の汚れを参考にしつつ、汚くなり過ぎないように、若干の誇張を加えたウェザリング塗装ですが、個人的には満足です(^^)
そのおかげで、なんとな~くではあるものの、ローラ部分のウェザリング塗装の方針が固まりました。
まずは、黒サフを吹いた状態の上から、タミヤアクリルのレッドブラウン、陸自茶色、ジャーマングレイを筆塗りで、それぞれの色が乾かないうちに、次から次へと「ムラ」に塗りたくります。そうすると画像のように、互いの色が複雑に混ざり合い、自然とマーブル模様になります。
それらが完全に乾燥するのを待ち、次にタミヤエナメルのミディアムグレイとスカイグレイを半々に混ぜた色を、薄め液で「かなり」薄く溶き、それを下地となる「土汚れマーブル模様」が透ける様に、うっすらと筆塗りします。
最後にタミヤ・ウェザリングマスター「Bセット」のサビ色を、ローラが回転することを意識したパターンで擦り付けてみました。
実車の汚れを参考にしつつ、汚くなり過ぎないように、若干の誇張を加えたウェザリング塗装ですが、個人的には満足です(^^)
自衛隊のコンバインドローラ(架空) 其の一 [1/35スケール 陸上自衛隊]
今週は北陸地方が豪雪災害に見舞われ、福井県は陸上自衛隊に災害派遣要請を出すに至りました。ざっとニュース映像を見ていただけでも
高機動車・3t半トラック・軽レッカ・小型ショベルドーザ・バケットローダ等々・・
あらゆる車輌が出動しておりました。そしてその中でもひと際、私の目を惹いたのは
グレーダですね!
いや、モチロン民間で使用されているグレーダが、オリーブドラブに塗られただけだと知ってはいるのですが、その特異な外観が、どうにも私の心を捉えて仕方がないのです。今回から製作紹介するキットのシリーズに、いつか同車がラインナップに加わってくれることを強く願ってやみません。
それでは、ハセガワのコンバインドローラの自衛隊ver(架空車輌)製作開始です!
と、気合をいれてみたものの、正直、組み立て面においては、順調すぎて、とりたてて記事になる点が見当たらないという、嬉しくも少し困ってしまうといった状況。そうこうしているうちに、あっという間に各部位の製作が完了してしまいました。
やはりこのキットを完成させる上でキモとなるのは、いかにして「実際に自衛隊に配備されていそう」な雰囲気をデッチ上げるかどうかにかかっていると思い、その為には、程よいウェザリング塗装が大切なのでは?と、一人得心。従って、この部分の汚し塗装には凝ってみたいと思った所存。
そう、ローラ部分の汚し塗装です。とりあえず黒サフを下地に吹いた状態ですが、さて、ここからどうしていきましょうか、思案のしどころであります・・。
高機動車・3t半トラック・軽レッカ・小型ショベルドーザ・バケットローダ等々・・
あらゆる車輌が出動しておりました。そしてその中でもひと際、私の目を惹いたのは
グレーダですね!
いや、モチロン民間で使用されているグレーダが、オリーブドラブに塗られただけだと知ってはいるのですが、その特異な外観が、どうにも私の心を捉えて仕方がないのです。今回から製作紹介するキットのシリーズに、いつか同車がラインナップに加わってくれることを強く願ってやみません。
それでは、ハセガワのコンバインドローラの自衛隊ver(架空車輌)製作開始です!
と、気合をいれてみたものの、正直、組み立て面においては、順調すぎて、とりたてて記事になる点が見当たらないという、嬉しくも少し困ってしまうといった状況。そうこうしているうちに、あっという間に各部位の製作が完了してしまいました。
やはりこのキットを完成させる上でキモとなるのは、いかにして「実際に自衛隊に配備されていそう」な雰囲気をデッチ上げるかどうかにかかっていると思い、その為には、程よいウェザリング塗装が大切なのでは?と、一人得心。従って、この部分の汚し塗装には凝ってみたいと思った所存。
そう、ローラ部分の汚し塗装です。とりあえず黒サフを下地に吹いた状態ですが、さて、ここからどうしていきましょうか、思案のしどころであります・・。
緑色の60式装甲車 其の十二 [1/35スケール 陸上自衛隊]
当ブログでも取り上げた航空自衛隊のF-35。まずは近々、青森の三沢基地から配備が始まるとのこと。はやく間近で観てみたいものです。
それでは60式装甲車、仕上げと行きましょう!
前回はタミヤ・スミ入れ塗料による雨垂れ表現を施しましたが、今回は車体上部の埃汚れと、その汚れが側面に流れた表現を追加します。使用したのはクレオス・ウェザリングカラーのサンディウォッシュです。車体上部の埃汚れは、塗るというより「置く」といった塩梅で、土埃が溜まりそうな場所にポイントを絞って塗布します。
そして、側面に流れた埃汚れは、雨垂れ塗装と同じく、上から下へと「線」を描くように、幾筋か塗料を書き込んだ後、専用薄め液を含ませた筆で、上下に、規則的に均していきます。
私が製作見本としている実車写真(カラー)も、演習中、もしくは演習が終了した直後と思しきタイミングで撮影したようで、まさにこういった「乾いた土埃」が車体に乗っている様子が見て取れます。とはいっても、縮尺模型に施す際は、クドくなり過ぎぬよう、汚し過ぎに注意です。
一方、コチラは足回り。基本塗装と、その上から泥汚れの塗装を済ませた状態です。
足回りのボルト類を、黄色や白で塗装するのは、昭和の自衛隊車輌によく見られる姿で、これまた手本の写真にハッキリと写っています。おかげで緑一色の車体にとって、良いアクセントになってくれています。
なお、60式装甲車(と、そのファミリー車輌)の履帯は、この画像のように、履帯同士の継ぎ目箇所が下地露出により、銀色になっています。これも複数のカラー写真で共通の様子として確認出来ているので、クレオスのメタルカラー・ステンレスを塗って再現してみました。
後は車体と足回りを結合し、完成写真を撮影するのみです!
それでは60式装甲車、仕上げと行きましょう!
前回はタミヤ・スミ入れ塗料による雨垂れ表現を施しましたが、今回は車体上部の埃汚れと、その汚れが側面に流れた表現を追加します。使用したのはクレオス・ウェザリングカラーのサンディウォッシュです。車体上部の埃汚れは、塗るというより「置く」といった塩梅で、土埃が溜まりそうな場所にポイントを絞って塗布します。
そして、側面に流れた埃汚れは、雨垂れ塗装と同じく、上から下へと「線」を描くように、幾筋か塗料を書き込んだ後、専用薄め液を含ませた筆で、上下に、規則的に均していきます。
私が製作見本としている実車写真(カラー)も、演習中、もしくは演習が終了した直後と思しきタイミングで撮影したようで、まさにこういった「乾いた土埃」が車体に乗っている様子が見て取れます。とはいっても、縮尺模型に施す際は、クドくなり過ぎぬよう、汚し過ぎに注意です。
一方、コチラは足回り。基本塗装と、その上から泥汚れの塗装を済ませた状態です。
足回りのボルト類を、黄色や白で塗装するのは、昭和の自衛隊車輌によく見られる姿で、これまた手本の写真にハッキリと写っています。おかげで緑一色の車体にとって、良いアクセントになってくれています。
なお、60式装甲車(と、そのファミリー車輌)の履帯は、この画像のように、履帯同士の継ぎ目箇所が下地露出により、銀色になっています。これも複数のカラー写真で共通の様子として確認出来ているので、クレオスのメタルカラー・ステンレスを塗って再現してみました。
後は車体と足回りを結合し、完成写真を撮影するのみです!
緑色の60式装甲車 其の十一 [1/35スケール 陸上自衛隊]
前々から当ブログで取り上げていた、ハセガワのコンバインドローラ。実は既に「いろいろと」手を付けているのですが、順序的に、60式を先に仕上げたいという問題と、ブログ更新の頻度の問題という2大問題により、製作紹介は今しばらくのお待ちを~。
さて、今回は車体に「雨垂れによる汚れ」を施します。使うのはコチラ
タミヤ・スミ入れ塗料の「ブラウン」と「ダークブラウン」 この2つを車体側面に上から下へと「線」を描くように、幾筋か塗料を書き込み、それを薄め液を含ませた筆(フィルバート型)で、これまた上から下へと規則正しく均していきます(拭き取ってしまうワケではないというのがミソ)
結果はこのようなカンジに
はい、スッゴイわかりにくいですね( ´・ω・)
ですが、これで車体側面の色彩から退屈味が薄れてくれました。ちなみに、今回使用したタミヤ・スミ入れ塗料ですが、発売当初は「スミ入れ塗料なんて、自分でエナメル塗料と、薄め液とを使って作り出すもんじゃろがい」と思っていましたが、ふとしたキッカケで使用してからというもの、完全に「常備品」と化しました。汎用性の高いマテリアルって、ステキです(笑)
緑色の60式装甲車 其の十 [1/35スケール 陸上自衛隊]
基本色が吹き終わったので、次は足回りの汚し塗装にはいります。
これがノーマル状態。
まずはタミヤエナメルのカーキ・フラットブラウン・フラットブラックを混ぜてつくった「暗い土色」を、塗りつけます。
そして「暗い土色」が半乾きくらいの頃合いで、最初に塗った「暗い土色」にバフを混ぜた「明るめの土色」を塗りつけます。このとき「明るめの土色」を塗る面積は「暗い土色」を塗った面積よりも少なめにするのがポイント。
最後に、エナメル薄め液を含ませた筆で「暗い土色」と「明るめの土色」との色の境目をボカシていきます。ボカす以外にも、つついたり、上下に「均したり」と、汚れ方がワンパターンにならないように気を付けます。
60式装甲車と、そのファミリー車輌は、完成後も車体下部がよく見えるので、足回りの汚し塗装は、俄然、気合が入りますね・・・時に、その気合がダメダメな方向へ行ってしまうことも、よくありますが(笑)
これがノーマル状態。
まずはタミヤエナメルのカーキ・フラットブラウン・フラットブラックを混ぜてつくった「暗い土色」を、塗りつけます。
そして「暗い土色」が半乾きくらいの頃合いで、最初に塗った「暗い土色」にバフを混ぜた「明るめの土色」を塗りつけます。このとき「明るめの土色」を塗る面積は「暗い土色」を塗った面積よりも少なめにするのがポイント。
最後に、エナメル薄め液を含ませた筆で「暗い土色」と「明るめの土色」との色の境目をボカシていきます。ボカす以外にも、つついたり、上下に「均したり」と、汚れ方がワンパターンにならないように気を付けます。
60式装甲車と、そのファミリー車輌は、完成後も車体下部がよく見えるので、足回りの汚し塗装は、俄然、気合が入りますね・・・時に、その気合がダメダメな方向へ行ってしまうことも、よくありますが(笑)