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気が付いたら2020 [日記]

タイトルの通り、気が付いたら2020年になっておりました。皆様、如何お過ごしでしょうか?私はと言えば、もともと季節感を貴ぶことに、さほど重きを置かぬ家柄の育ち故、これといって変わりばえの無い生活を送っております。

そんな私ですが、なぜか毎年、正月の期間に、一本は映画を観に行くという習慣がある為、昨日、近所の映画館へと足を運びました。そこで観た映画は「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」です。

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ご存知の方も多いと思いますが、この作品は2016年に公開された「この世界の片隅に」に、未公開シーンを20分以上も追加した、いわば「完全版」です。実は2016年当時、この映画を観に行けなかった私ですが、当ブログの過去記事にもある、2017年に開催された「東北AFVの会 in 仙台」に、当映画の製作関係者の方がゲストで来られていたこともあり、早く観たいと思うと同時に「完全版が公開される」という情報を知った為「ならば、完全版が公開されるまで、観るのはおあずけ!」と、Myルールを決め、昨日まで観るのを我慢し続けていました(TVでも放送されましたが、血涙を流しながら観るのをスルー!)

観て、まず感じたことは「思っていたよりも、ずっと内容がハードだったこと」です。絵柄が柔らかいぶん、余計に「こみ上げてくる」ものがあるとでも言いましょうか、とにかく驚きました。そして何より登場人物のそれぞれに感情移入出来てしまった自分にも驚きました。それだけ心象描写を丁寧に描いているのでしょうが(単に自分が年齢を重ねたせいか・・?)周囲の鑑賞者の方々が嗚咽を漏らすことも重なり、私も抑えがたい涙を目に浮かべました。

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そして、作中で繰り返し登場するのが、先程から画像をあげている、このB29という訳です(キットは1/144 フジミ製)降伏勧告のビラは撒く、機雷は撒く、爆弾は落とす、焼夷弾をバラ撒くと、まさに暴虐の限りを尽くす、この機体。当映画は兵器の類も、とても緻密に描写されているので、その点でも驚きました。製作者の方々の情熱をひしひしと感じます。

なお、このフジミのキットは7年程前に、とある縁で、仕事で製作依頼されたものです。下地にMr.カラーのウィノーブラックをエアブラシで吹き、その上からMr.メタルカラーシリーズの塗料を3色程使用し、パネルごとに筆塗りで仕上げています。今もときおり眺めては「凶悪な機体やな~」とか思ったり。

数年越しに観ることが叶った映画でしたが「良い意味で」予想を裏切られたと感じました。観終わった後、ただ「悲しい」だけではない、温かい余韻を味わえる作品だと思います。
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ogasawara

2月15日~16日横浜合同展示会スペースあけて待ってまーす。
by ogasawara (2020-02-03 23:36) 

muck

ogasawara様、お誘い頂き、誠に有難うございます。

現在、15日に参加を予定しております。
15cm×25cm程度のジオラマ作品を1つ、持参させて頂きたいと思います(^^)
by muck (2020-02-07 01:17) 

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